1960年製、国産SEIKO社、手巻きが主流だった1960年代初頭に発売された、高級薄型自動巻時計「セイコーマチック」。 20石でAEGP(裏蓋まで20ミクロンの金張り)の高級タイプです。 AEGPは初期型の特徴で独楽のマークがプリントになりますので、初期型の後期タイプと言えるでしょう。 このマチックをベースにマチッククロノメーターや62グランドセイコーが開発されます。 パッと見で、目を惹く印象的な文字盤は、ゴールド色のケース（AEGP）と相まって品の良さと、高級感を感じます。 ケースに収まったリューズは、リューズでのゼンマイの巻き上げを必要としない自動巻ムーブメントを搭載したという自負からで、スッキリした印象です。 シャンパンカラーの文字盤に、ゴールドサークルと、ゴールド針、そして12・3・6・9時位置はドットと大変手の込んだ作りが、さすが1960年代を代表するモデルだと感じます。 BESR社のワニ革をセレクト。分解掃除を済ませ日差20秒程で稼働しております。
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